乳がんの放射線治療

術後の放射線療法について

乳がん治療の基本は、手術による外科治療と放射線治療のセット;局所療法と薬物療法による全身療法の組み合わせになります。乳房温存手術では取り切ったと思われる場合でも、術後に乳房にがんが再発することがあります。そのため、術後には放射線療法が行われます。術後に放射線療法を行わなかった場合と比較して、行った場合は乳房内のがん再発率が約3分の1に減少することがわかっています。
また、乳房切除術を行った場合でも、しこりの大きさやリンパ節転移の状態などにより、術後に放射線療法を受けることが望ましいケースがあります。

放射線療法とは

放射線療法とはがん細胞に高エネルギーの放射線を照射する療法です。これにより、がん細胞の増殖を抑えたり、死滅させることができます。痛みや副作用が少なく、乳がん手術後に高い効果が得られる療法です。通常の放射線療法では、1日1回、1~2分程度の放射線照射を行い、1ヶ月程度の外来通院で受けることができます。
放射線療法の主な副作用には、皮膚炎、倦怠感、放射線性肺炎などがありますが、ほとんどは軽度であり問題になることは極めてまれです。

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